MT4の再インストール・PCの乗り換え・EA消失トラブルのほとんどはデータフォルダの場所と構造を把握していれば防げる。インジケーター・EAテンプレートのバックアップ手順を一度整理しておくと後から詰まらない。
この記事はこんな方に向けています
- MT4を再インストールしたらインジケーターとEAが消えてしまった経験がある
- データフォルダの場所がわからず、ファイルをどこに入れればいいか迷う
- PCを買い替えたときにMT4の設定を完全に引き継ぎたい
この記事のポイント
- MT4のデータフォルダは「ファイル」メニュー→「データフォルダを開く」で確認できる
- バックアップ必要なフォルダはMQL4・profiles・templates・presetsの4つ
- コピーしてZIP保存しておくだけで再インストール・PC移行時の復元が10分以内に完了する
この記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載情報は2026年6月時点の確認に基づいており、MT4のバージョン・ブローカーにより画面・パスが異なる場合があります。
MT4のデータフォルダの場所と確認方法
MT4のデータフォルダ(「データディレクトリ」とも呼ぶ)は、インジケーター・EA・テンプレートなどのファイルが保存される場所だ。MT4のインストール先(Program Files)とは別の場所にある点が最初の落とし穴だ。
データフォルダを開く手順
MT4を起動してメニューを開く
MT4の上部メニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックする。エクスプローラーが自動的に開く。
パスを確認する
開いたエクスプローラーのアドレスバーにパスが表示される。一般的なパスの例:C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\【英数字フォルダ名】
複数MT4がある場合の確認
複数のブローカーのMT4をインストールしている場合、Terminalフォルダ内に複数の英数字フォルダが生成される。どのフォルダがどのブローカーのものかは、各フォルダ内の「origin.txt」またはフォルダ内のMQL4フォルダを確認して判断する。
| MT4データフォルダの主要サブフォルダと用途 | |
|---|---|
| MQL4 | EA(Experts)・インジケーター(Indicators)・スクリプト(Scripts)が格納される最重要フォルダ |
| profiles | チャートの設定(複数チャートのレイアウト)が保存される |
| templates | チャートテンプレート(インジケーター配置・色設定等)が保存される |
| presets | EAのパラメーター設定が保存される |
| tester | バックテスト用の設定・履歴データが保存される |
バックアップすべきフォルダと手順
MT4の設定を完全に復元するために必要なバックアップ対象は、MQL4・profiles・templates・presetsの4フォルダだ。この4つをコピーしておけば、新しいPCや再インストール後でも環境を完全に再現できる。
バックアップ手順(Windows)
MT4を終了させる
バックアップ中にファイルが変更されないよう、必ずMT4を完全に終了してからコピーを行う。タスクバーのMT4アイコンを右クリック→「ウィンドウを閉じる」または×ボタンで終了。
4フォルダを選択してコピー
データフォルダを開き、MQL4・profiles・templates・presetsを選択(Ctrlを押しながらクリックで複数選択)。右クリック→「コピー」。
バックアップ先に貼り付け・ZIP圧縮
外付けHDD・USBメモリ・クラウドストレージ(OneDrive・Google Drive等)のバックアップ用フォルダに貼り付け。フォルダ全体を選択して右クリック→「ZIPに圧縮」で保存すると管理しやすい。ファイル名に日付を入れる(例:MT4_backup_20260614.zip)。
AppDataフォルダはWindowsの隠しフォルダのため、通常は表示されない。エクスプローラーの「表示」→「隠しファイル」を有効にするか、MT4のメニューから「データフォルダを開く」でアクセスすることを推奨する。
インジケーター・EAの正しい配置方法
新しいインジケーターやEAをMT4に追加する場合、ファイルをデータフォルダの正しいサブフォルダに配置する必要がある。間違った場所に入れると、MT4のナビゲーターに表示されない。
| ファイル種別と配置先フォルダ | |
|---|---|
| EAファイル(.ex4 / .mq4) | MQL4 → Experts フォルダ |
| インジケーター(.ex4 / .mq4) | MQL4 → Indicators フォルダ |
| スクリプト(.ex4 / .mq4) | MQL4 → Scripts フォルダ |
| ライブラリ(.dll) | MQL4 → Libraries フォルダ(または MT4インストールフォルダのlibraries) |
| テンプレート(.tpl) | templates フォルダ |
ファイルを配置した後は、MT4のナビゲーターを右クリック→「更新」で反映させる。それでも表示されない場合はMT4を再起動する。
DLLファイルが必要なEAの注意点
一部のEAはDLLファイル(外部ライブラリ)と組み合わせて動作する。EAの.ex4ファイルをExperts フォルダに入れるだけでは動作せず、DLLをLibrariesフォルダに入れる必要がある。また、MT4の設定で「DLLの使用を許可する」にチェックが入っていることを確認すること。
PC移行・再インストール時の復元手順
PCを新しくした場合や、MT4を再インストールした後にバックアップから設定を復元する手順だ。正しく行えば10分以内に以前と同じ環境が再現できる。
新しいPCにMT4をインストールする
ブローカーの公式サイトからMT4インストーラーをダウンロードしてインストール。初回起動してログイン後、一度MT4を終了させる。
新しいデータフォルダを開く
MT4を起動して「ファイル」→「データフォルダを開く」で新しいデータフォルダの場所を確認。MT4を終了させる。
バックアップフォルダを上書きコピーする
バックアップZIPを展開し、MQL4・profiles・templates・presetsの4フォルダを新しいデータフォルダに上書きコピーする。既存フォルダを置き換える確認が出たら「すべて置き換え」を選択。
MT4を起動して確認する
MT4を起動してナビゲーターにEA・インジケーターが表示されるか確認。テンプレートが復元されているか、プロファイルが以前と同じ状態かを確認して完了。
| トラブル | 原因と対処 |
|---|---|
| EAがナビゲーターに表示されない | 配置フォルダが誤っている → Expertsフォルダを確認。または右クリック→更新。 |
| EAがチャートに貼れない | DLLが必要なEAでLibrariesへのDLL配置漏れ。またはDLL許可設定が無効。 |
| テンプレートが表示されない | templatesフォルダへのコピー漏れ。または拡張子が.tplでないファイルを入れている。 |
| インジケーターが動かない | .mq4ファイルをコピーした場合はMT4エディタで再コンパイルが必要。.ex4ファイルならそのまま動く。 |
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