米中間選挙の開票は日本時間11月4日の朝に始まった。NBCは上院・下院とも民主党が支配を握ると予測し、APも上院で同じ見出しを出した。日本時間11月4日13時41分の時点で分かっている議席、上院で民主党に回った州、米国債利回りとドル円の反応を、出典つきで整理する。
- 米中間選挙の結果を、議席の数字で一度に見たい
- 上院でどの州が民主党に回ったかを知りたい
- 開票の朝に米国債利回りとドル円がどう動いたかを押さえたい
- NBCは下院・上院とも「民主党が支配を握る」と予測した。下院のNBC推計は民主255・共和180(過半数218)、上院は途中経過で民主51・共和39
- 上院で民主党に回った州は、NBCの集計で6つ。テキサス、ノースカロライナ、オハイオ、カンザス、サウスカロライナ、アイオワ。APは「民主党が上院を握る」と見出しを出し、みんかぶによるとDDHQも民主党の上院の支配権獲得を予測した。上院のミシガン・メイン・アラスカは判定前
- 米10年債利回りは10時55分時点で4.89%(前日比−0.07)。ドル円は10時50分ごろ158円を割れた(みんかぶ)
米中間選挙の結果|上院・下院の議席(11月4日13時41分時点)
米中間選挙結果は、2種類の数字に分けて読むと構造がつかみやすい。NBC が最終の議席を見込んだ「推計」と、選挙区ごとに報道機関が出した「当確」だ。下院では両者の差が大きく、ここを混ぜると議席の読み違いが起きる。
出典は、NBC の下院の開票ページとNBC の上院の開票ページ(最終更新は米東部時間11月3日23時36〜37分、日本時間11月4日13時36〜37分。私が画面で確認)、AP の選挙特集ページ(上院の見出し「DEMOCRATS TAKE CONTROL OF SENATE」)、みんかぶの記事。みんかぶは「中間選挙速報で民主党優勢報道 ドル売り・株安 ドル円158円割れ」(日本時間11月4日10時50分)、「米10年債利回り低下、4.90%台割り込む 民主党優勢」(同10時55分)を引き、DDHQ の予測は同サイトの「民主党が上院の支配権獲得、DDHQ予測」(同13時31分)で伝えられた。
数字を切り替えて見る
数字は項目を押すと切り替わる。「上院・下院の結果」は NBC の予測・推計・当確の数字。「上院で民主党に回った州」は当確が出た州と候補者。「相場の反応」は、開票の朝の米国債利回りとドル円だ。
下院の当確は民主165・共和96で、まだ174議席が決まっていない。それでも NBC は推計の民主255が過半数218を大きく超えるとみて、民主党の支配を予測した。上院は民主51で過半数の51に届いているが、未確定が10議席あり、議席数は途中経過だ。
米中間選挙の上院で民主党に回った州と、判定前の州
上院で民主党が多数に届いた理由は、守りと奪取の両方がそろったことにある。NBC の集計で、民主党が共和党から奪った上院の議席は6。前日の記事(米中間選挙2026の現況と開票の見どころ)で接戦州に挙げたテキサス、オハイオ、カンザス、アイオワのほか、ノースカロライナとサウスカロライナでも民主党の候補が当確になった。州と候補者は、上の「上院で民主党に回った州」のタブに並べている。
守った側では、ジョージアのオソフ氏とニューハンプシャーのパパス氏が当確になり、民主党の議席を保った。アイオワは「AP と NBC は当選と報じた」という形で記録する。
前日の記事で追った接戦州のうち、判定前の3州
NBCの上院ページには、このほかにもミシシッピ、ネブラスカ、ミネソタなど判定前の州が残り、未確定は計10議席ある。ここでは前日の記事で接戦州に挙げた州に絞る。前日の記事で集計に時間がかかると書いた、優先順位付き投票のアラスカとメインも、ミシガンと並んで判定前だ。
上院の判定前の州(NBC・日本時間11/4 13:36〜13:37更新)
ミシガン
開票36.1%。NBCは「判定には早すぎる」とする
民主50.2%・共和47.9%
メイン
開票47%
共和50.1%・民主49.8%
アラスカ
開票0%
判定前
米中間選挙の予測はどうなったか|Polymarketと結果を並べる
投票日の予測と開票の結果を並べると、予測市場が高い確率を付けていた側に報道機関の予測がそろった。前日の記事で引いた Polymarket(11/3)の数字と、13時41分時点の報道を並べる。
Polymarket(11/3)の確率と、11/4 13時41分時点の報道
下院の民主党
Polymarket 95%
NBCが民主党の支配を予測
上院の民主党
Polymarket 76%
NBC・AP・DDHQが民主党の支配を予測
民主党が上下両院
Polymarket 75%
NBCが両院とも民主党を予測
ここで並べたのは報道機関の予測で、議席の最終確定ではない。予測市場の価格は参加者の見方を映した値で、結果を保証するものではない。
米中間選挙とドル円・米国債利回り|開票の朝の動き
開票の朝、米国債利回りとドル円はそろって下げた。みんかぶによると、米10年債利回りは日本時間10時55分時点で4.89%、前日比−0.07(−1.37%)。ドル円は開票前の早朝に158円台後半にあったが、10時50分ごろに158円を割れた。
前日の記事で引いた FXStreet(10/21)は、民主党が両院を取る場合の焦点を政府の予算と債務上限に置いていた。この日の午前、米10年債利回りは下がり、ドル円は158円を割れた。値動きの理由を選挙の結果だけに結びつける根拠はなく、本記事はこの先の値動きを予想しない。利回りと金のつながりは、実質金利と金の関係で整理した。
このあとに控える米国の材料
選挙のあとも、ドルと米国債利回りを動かす日程は決まっている。みんかぶが挙げた次の材料は3つだ。
このあとの主な日程
米国の雇用統計
11月6日
米国のCPI
11月10日
FOMC
12月8〜9日
米中間選挙の結果のまとめ(11月4日13時41分時点)
日本時間11月4日13時41分の時点で、NBC は上院・下院とも民主党が支配を握ると予測し、AP と DDHQ も上院で同じ見方を示した。上院で民主党に回った州は6つ。米10年債利回りは前日より下がり、ドル円は158円を割れた。
この時点で判定前なのは、下院の174議席と、ミシガン・メイン・アラスカを含む上院の10議席だ。次にドルと米国債利回りを動かす日程は、11月6日の米国の雇用統計、11月10日の米国のCPI、12月8〜9日のFOMCになる。






